営業職
新堀 謙三KENZOU SHINBORI
WORKINTERVIEW 03
幼い頃から物の構造、仕組みがどうなっているのかを知るのが好きで、もの作り(特にその原点とも言える素材)に携わる仕事がしたいと考えるようになりました。
就職活動を進めるなかで、自社製品を販売するメーカー営業とは違い、さまざまなメーカー、加工先の商品を取り扱うことができ、また多様な分野のもの作りに携わることができる商社営業に魅力を感じ、この仕事を選びました。
主に医療機器メーカーやバルブメーカーのお客様に向けて、アルミを中心とした金属の素材、加工品を販売しています。設計段階からお客様と打合せを重ね仕様を決定し、希望する価格、納期、品質を満たす仕入先を選定し、部品を製作、納品しています。各お客様、製品ごとの仕様に合わせたオーダーメイドとなるため、100種類以上の部品を手配し、それぞれ仕様に間違いが無いか、お客様の希望納期に間に合うかを1点1点細かくチェックする必要があります。1点でも部品が欠品してしまうと製品組立が行えなくなるため、仕様や納期の管理には細心の注意を払っています。
新製品立ち上げの際、図面作成前にお客様の設計担当の方から「今度こういった製品にこんな用途の部品を使用したいのだけれど、どんな材質、製法が良いか?」とお問い合わせをいただくことがあります。その後、使用方法等の詳細を伺ったり、材質や形状、製法を提案させていただいたりと何度も打合せを重ねた末、それが採用、製品化され、現物を目にした時にはなんとも言えない充実感があります。お客様に頼っていただけることや、自分の提案したアイディアが具体化し、形になっていくのを実感できることにこの仕事のやりがいを感じます。
私は仕事をする中で「簡単にNOと言わない」ことを心掛けています。
具体的には、お客様からこれまで自分が取り扱ったことのない商品(場合によっては金属に全く関係のない商品も)についての、お問い合わせをいただいた際に、すぐに知らない、調達できないという返事はせず、まず社内の他部署での取扱いは無いのかを確認するようにしています。
社内で取扱いが無いのであれば、どのメーカーが製造していて、どこから調達できる商品なのかをできる限り詳しく調べ、少しでも仕事が繋がる可能性を探すよう心掛けています。